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外食産業向けネットリサーチ

データで見る「利用したい居酒屋」とは?
居酒屋利用が減る中での食ニーズへの対応
居酒屋利用者6,000人が語った居酒屋ニーズ

総合経営コンサルティング会社の日本エル・シー・エー(本社:京都市、代表取締役社長兼COO:久保裕滋、東証二部<4798>)は、2006年7月21日〜25日にかけて、居酒屋の利用経験のある約6,000人にインターネットによるアンケートを行いました。


外食産業マーケティング便覧2005
居酒屋市場は、「養老の滝」「つぼ八」といったFCチェーン店が、市場を一気に拡大させました。さらには、白木屋のモンテローザ、和民のワタミフードサービスが新しい店舗開発、新規商品開発を行ったため、市場の拡大を促進さました。
しかし、消費者のニーズの多様化により、店舗の淘汰や元からある業態が停滞する事になり、市場規模は縮小傾向になっています。【下図:グラフ】を見ると、1998年から2004年までの居酒屋の店舗数と全体の売上規模のデータでは、市場全体の売上高自体が1998年からの7年間で、2,000億円弱の減少、店舗数でいうと10,000店舗弱が撤退しています。
既に成長が鈍化し、成熟産業となっている居酒屋業界の中で、各企業は新しい業態やM&Aを行う事で、多様化するニーズに対応しようとしています。そうした環境の中で、より「人から愛される業態」「長く続ける事が出来る業態」のヒントを6,000人のアンケートで探ってみます。



居酒屋でのドリンク注文回数
居酒屋でお酒を何杯飲むのか調査したところ、
  「2杯〜3杯」と答えた方………39.8%
  「全く飲まない・1杯のみ」と答えた方……26.7%
  「4杯〜5杯」と答えた方………23.3%
に上りました。 

項目
回答数
割合
全く飲まない、または1杯のみ
1,636
26.7%
2杯〜3杯
2,434
39.8%
4杯〜5杯
1,425
23.3%
6杯以上
622
10.2%
総計
6,112
100.0%

ここで注目すべき点としては、「全く飲まない・1杯のみ」と答えた人が4分の1以上の人がいるという点です。お酒を提供するところという印象の強かった居酒屋で、全く飲まずに居酒屋で過ごす方やお酒は一杯しか飲まない人が増えてきているようです。


利用したい居酒屋の条件とは…
よく利用する居酒屋の条件として、
  近いから………17.2%
  料理が美味しいから………16.1%
  安いから………15.3%
  料理の品揃えが多いから………8.8%
  落ち着く雰囲気だから………7.9%
  食事が出来るから………6.0%
に上りました。一方で、
  お酒の品揃えが多いから………3.0%
  内装・外観のおしゃれさ………2.0%
にとどまっています。

居酒屋をよく利用する理由
割合
近いから
17.2%
料理が美味しいから
16.1%
安いから
15.3%
料理の品揃えが多いから
8.8%
落ち着く雰囲気だから
7.9%
食事ができるから
6.0%
スタッフの対応がいいから
5.0%
楽しいから
3.9%
活気があるから
3.3%
個室があるから
3.0%
お酒の品揃えが多いから
3.0%
内装・外観のおしゃれさ
2.0%
食材にこだわっているから(産地表示がされている)
1.5%
イメージがいいから
1.4%
清潔感があるから
1.1%
地域の料理を揃えているから
0.9%
健康にいい食事が取れるから
0.5%
安全な食材を使っているから(無農薬などの食材を使っている)
0.4%
海外の料理を揃えているから
0.2%
その他
2.5%
総計
100.0%


居酒屋で改善して欲しい条件とは…
また上記の結果に対して居酒屋で改善して欲しい条件として、
  価格………13.2%
  個室の多さ………9.8%
  料理の品揃え………9.2%
  料理の味………7.2%
  落ち着く雰囲気………6.9%
  健康に配慮したメニューの豊富さ………6.2%
が上っています。

居酒屋で改善して欲しい条件
割合
価格(安さ)
13.2%
個室の多さ
9.8%
料理の品揃え
9.2%
料理の味
7.2%
落ち着く雰囲気
6.9%
健康に配慮したメニューの豊富さ
6.2%
スタッフの対応のよさ
5.6%
お酒の品揃え
5.4%
立地(近さ)
5.3%
清潔感
5.2%
食事が出来るメニューの豊富さ
5.1%
内装・外観のおしゃれさ
4.4%
食材へのこだわり
4.4%
地域料理のメニューの豊富さ
4.2%
イメージの良さ
1.4%
海外料理のメニューの豊富さ
1.4%
活気
1.2%
楽しさ
1.2%
その他
2.6%
総計
100.0%


居酒屋を利用する目的の変化
よく利用する条件と改善して欲しい項目の結果から、今、居酒屋を利用している人は、お酒を飲むことを目的とせず、食事をするために利用しているようです。
以上の結果から、居酒屋利用の動機としては、「飲む」よりも「食べる」事へシフトしていることがわかります。居酒屋に来店したとしても全くお酒を飲まずに食事を楽しむ「飲まない需要」も高まってきているようです。
また、良く行く居酒屋の条件としても、居酒屋で改善して欲しい条件としても「落ち着く雰囲気」が欲しいと、回答している事から、居酒屋にも「落ち着いて食事が出来る環境」が必要だと考えられます。


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