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外食アルバイト環境意識調査
外食のアルバイトが求めているものは、
適正な評価・経営への参画感・仕事仲間との連帯感といった動機付け要因〜成長を感じ取れる評価の仕組み・意見をくみ上げる仕組み・円滑なコミュニケーションをとる仕組みの重要性〜
総合経営コンサルティング会社の日本エル・シー・エー(本社:京都市、代表取締役社長兼COO:久保裕滋、東証二部<4798>)は、2006年3月22日〜26日にかけて、外食店でのアルバイト経験者約5300人を対象に、雇用環境に関する意識調査を行いました。
外食のアルバイトをはじめたきっかけは、「仕事を経験してみたかったから」
はじめたきっかけを調査したところ、
「仕事を経験してみたかったから」が47.3%
「時間があったので有効活用したかった」が44.7%
「接客が好きだったから」が36.3%
に上りました。
一方で、「お金が苦しかった」からと答えた人は28.7%に留まり、
そもそも外食業界では、お金よりも仕事を通して、積極的に成長したいと考えている人々が多いようです。
<表1.外食のアルバイトをはじめたきっかけ>
内容 |
回答数 |
割合 |
| 仕事を経験してみたかった |
2,523 |
47.3% |
| 時間があったので、有効活用したかった |
2,384 |
44.7% |
| 接客が好きだった |
1,937 |
36.3% |
| お金が苦しかった |
1,531 |
28.7% |
| 料理が好きだった |
806 |
15.1% |
| 仲間・友人を作りたいと思った |
605 |
11.3% |
| 元々友人がいたから |
580 |
10.9% |
| その他 |
411 |
7.7% |
長期間働きたい店舗の条件として、「仕事の楽しさ」
<表2.長期間働きたい店舗の条件(外食)>
項目 |
割合 |
| 仕事の楽しさ |
75.7% |
| 賃金が良い |
65.5% |
| 労働環境・条件が良い |
64.8% |
| 他のアルバイトとの人間関係が良い |
58.6% |
| 達成感ややりがいが感じられる仕組みがある |
46.5% |
| 店長との人間関係がよい |
44.7% |
| 教育がしっかりしており、徹底されている |
36.5% |
| お客様からの感謝の言葉がある |
27.5% |
| その他 |
2.2% |
|
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<表3. 長期間働きたい店舗の条件(異業種)>
項目 |
割合 |
| 賃金が良かった |
46.7% |
| 仕事が楽しかった |
45.4% |
| 労働環境・条件がよかった |
40.8% |
| 他のアルバイトとの人間関係が良かった |
32.8% |
| 達成感ややりがいが感じられる仕組みがあった |
16.4% |
| 教育がしっかりしており、徹底されていた |
7.3% |
| その他 |
6.3% |
|
長期間働きたい店舗の条件は、
「仕事の楽しさ」が75.7%
「賃金の良さ」が65.5%
に上りました。
外食と異業種でアルバイトをしていた人を比較すると、「達成感ややりがいが感じられる仕組み」が欲しいと答えた方は、外食が約5割、異業種が2割以下という結果になりました。
このから、
成長したい人々が求める外食の労働環境は、仕事が楽しく、達成感・やりがいがある環境が好ましいと考えているようです。
充実感や達成感・やりがいを生み出す仕組みは、
「アルバイトのアイディアを採用する仕組み」
仕事を楽しくする仕組みややりがいを感じられる仕組みとして、
「昇給制度」が74.1%
「アルバイトのアイディアを採用する仕組み」が47.2%
「アルバイト同士がコミュニケーションが取れる仕組み」が41.7%
という結果になりました。
1つ目の「昇給制度」は、高い賃金が欲しいと考えられる一方で、
成長意欲の高いアルバイトが「自己がどれだけ成長しているのか」といった評価としての昇給制度を欲していると考えられます。(成長感)
2つ目の「アルバイトのアイディアを採用する仕組み」は、
自ら発案したアイディアが、採用される事によって、経営への参画意識を持ちたいという背景が伺えます。(参画感)
3つ目の「アルバイト同士がコミュニケーションを取れる仕組み」は、
円滑な人間関係をつくり、仕事をしたいという思いを感じられます。(連帯感)
上記の3つから、外食のアルバイトが求めている仕組みは、
成長感・参画感・連帯感を生み出す仕組みです。
<表4.やりがいを感じられるようにするには、どういう仕組み>
項目 |
回答数 |
割合 |
| 昇給制度 |
3,955 |
74.1% |
| アルバイトのアイデアを採用する仕組み |
2,516 |
47.2% |
| アルバイト同士がコミュニケーションが取れる |
2,223 |
41.7% |
| 接客などの教育制度 |
2,194 |
41.1% |
| 昇進・昇格制度(正社員への登用) |
1,965 |
36.8% |
| お客様の声をフィードバックする仕組み |
1,801 |
33.8% |
| いいアルバイトを表彰する制度 |
1,153 |
21.6% |
| アルバイトに店舗運営を任せる仕組み |
703 |
13.2% |
| その他 |
72 |
1.3% |
まとめ
今回の外食のアルバイト像を見ると、自分自身の成長に対して貪欲に考えている方が
多いと考えられます。
また充実感・達成感・やりがいといったものも必要としているようです。
こういった背景を基に、成長意欲が高いアルバイトを定着させる為には、
成長感を生み出す為の「成長を感じ取れる評価の仕組み」
参画感を生み出す為の「意見をくみ上げる仕組み」
連帯感を生み出す為の「円滑なコミュニケーションをとる仕組み」
といったアルバイトの動機付け要因に訴える仕組みが店舗に必要です。
参考資料 衛生要因・動機付け要因とは
衛生要因・動機付け要因とは、アメリカのハーツバーグが提唱した「モチベーション理論」の事です。
「衛生要因」とは、これらの要因が満たされないと不満になりますが、満たされたとしても仕事に対しての意欲向上にはつながらない項目の事を言います。
「動機付け要因」とは、これが満たされないからといって不満にはつながりませんが、これが満たされると仕事に対して積極的な意欲向上につながる項目の事を言います。
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