
2011年2月24日(木)、東京ビッグサイトにて第五回外食クオリティサービス大賞の最終審査を開催いたしました。「顧客満足と従業員満足を生み出す“経営の仕組み”が最も優れた企業を表彰し、その優れた経営ノウハウを学ぶ」というのが本イベントの趣旨。特に今回は、「個店とチェーンの架け橋」というテーマを掲げ、経営の効率化が進められた大手企業の持つ魅力と、個店経営に込められた「人」の魅力の両方にフォーカスすることを目指しました。

清水均審査委員長による冒頭挨拶では、「ハッピーな従業員が、ハッピーなお客様を創造します。今、サービスを通した付加価値がますます重要になってきており、お客様は店に入った瞬間に、その店の雰囲気を察知します。このイベントで一番大切なのは、表に見える仕組みやマニュアルではなく、それを実現させる人間力、意志といった心の部分。それを汲み取り、共有いただきたい」という主旨の内容が語られ、4社の事例発表を通して、外食企業の経営に関わる方を中心とした590名の方々による熱いディスカッションが繰り広げられました。

発表を行ったのは、エントリー総数524社から最終選考に残った、コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社(部門:26店舗以上)、株式会社OHANA(部門:6~25店舗)、有限会社森口(部門:3~5店舗)の3社と、最終選考には残らなかったものの、秀逸な取り組みが評価され特別賞を獲得した株式会社みたのクリエイトの計4社。

大賞は、「第4回居酒屋甲子園」でも優勝を果たした株式会社OHANAが獲得しました。トヨタショックで経営に大打撃を受けながらもCSと業績の両立を実現させた取り組みの様子が、会場に感銘を与えました。各企業の発表内容については別ページのレポートでポイントを絞って解説しておりますので、ぜひご覧ください。

2011年という年は、価値を同じままに価格を下げていく価格競争の時代から、いかに人の力によって付加価値を高めていけるかを追求する時代に変わりつつある節目の年ではないでしょうか。外食産業は、まさに人間教育業。人を育てる素晴らしい産業です。日本のGDPの66%はサービス産業(第三次産業)です。外食から、日本のサービス産業を活性化し、日本の経済を活性化していく。そうしたエネルギーが外食産業にはあると思いますし、そのような産業を皆さまと一緒につくっていきたいと考えております。

本イベントの内容が、付加価値の時代において差別化を目指される企業様の今後の取り組みのご参考となれば、この上ない喜びです。最後となりますが、本イベントの開催において多大なサポートをいただいた協賛・協力企業様各社に深く御礼申し上げます。
