
第四回外食クオリティサービス大賞の最終選考会が2月24日、東京ビッグサイトで開催された。外食企業経営者など約600名が来場して会場は満席となり、熱気あふれる雰囲気の中、スタートした。
まず審査委員長の清水均氏が、「今日、ディスカッションをする中で、皆さんが自分の置かれている立場や、お店は何をしていかなければならないのか、飲食業界には何が大切なのかを学び、持ち帰って頂きたい。そして、それぞれの地域や立場で皆さんが頑張って頂ければ、間違いなく日本の経済を元気にすることができます」と挨拶した。

エントリー総数516社から最終選考に残ったのは、株式会社プライム・リンク(部門:26店舗以上)、有限会社森口(部門:3~5店舗)、株式会社ライブフードプロデュース(部門:6~25店舗)、株式会社キープ・ウィル ダイニング(部門:6~25店舗)の4社(発表順)
最初に登場したのは株式会社プライム・リンク。「感動共有業」という経営理念の具現化に向けた取り組みとして、店舗評価制度である「Five Starsランキング」と優秀店舗の称賛の場である「インプレッション フォーラム」について発表。それらの取り組みに大きな役割を果たしているスーパーバイジングという切り口から活動内容を紹介した。感動共有の実例として、フォーラムで最優秀店舗となった店長が感動のエピソードを披露した。

有限会社森口は、「食を通じてお客様に心地良さを提供」するために大切している3つの取り組みを発表。1つ目が新人教育を通じて「理念の浸透」を図っていること。2つ目が「権限の委譲」、3つ目が「改善のスピード」で、これらの仕組みを根付かせている「企業風土」の重要性について強調した。

株式会社ライブフードプロデュースは、お客様にまた来て頂くことに「フォーカス」すること、成長を実感する「自信」、スタッフ全員が協力する「相互支援」、社員の合同会社設立を支援するサラリーマン法人制度による「自立」、やる気を導き出す「承認」の5つの視点に基づいた仕組みを通じて、「社員一人ひとりの成功と幸せ」というビジョンの達成を目指すというストーリーだ。

株式会社キープ・ウィル ダイニングは、全社員が配属される部門会の運営による「全員経営参画」の取り組みと、独立制度による「将来の経営者の育成」に焦点を当てた。目指すは、複数のリーダーを育て、それらのユニットがまとまって組織を作っていくユニークな「船団型」の経営だ。

結果発表で準賞に選ばれたのは有限会社森口。大賞は昨年に引き続き株式会社キープ・ウィル ダイニングに決まった。
小山周三審査委員は、大賞の受賞理由についてこう話した。
「昨年は全員参加経営をテーマに掲げて受賞されたが、その後の1年間、それをさらに磨き上げたこと。中でも、お客様満足のために全員が一丸となって取り組んでいる様子がよく分かりました。また、独立という夢の実現に向けて取り組んでいる所に共感を覚えました」

大賞を受賞した保志真人社長は、「今回発表した若手のメンバーが次のリーダーになっていくためにも、いい経験をさせて頂きました。自信を付けさせて頂ける場を与えて下さり、有難うございます」と感謝の言葉を述べた。